港に浮かぶロングテールボート
今日の画像は、タイ南部・サムイ島の港に浮かぶロングテールボート。タイ語で「ルア・ハン・ヤオ」と呼ばれるこの船は、20 世紀初頭に誕生した伝統的な木造船です。エンジンを備え、浅瀬や狭い水路でも高い機動性を発揮します。船首に飾られた鮮やかな色の布や花の装飾は、単なる美化のためではなく、航海の安全と繁栄を願う深い宗教的・信仰的な意味が込められています。
今日の画像は、タイ南部・サムイ島の港に浮かぶロングテールボート。タイ語で「ルア・ハン・ヤオ」と呼ばれるこの船は、20 世紀初頭に誕生した伝統的な木造船です。エンジンを備え、浅瀬や狭い水路でも高い機動性を発揮します。船首に飾られた鮮やかな色の布や花の装飾は、単なる美化のためではなく、航海の安全と繁栄を願う深い宗教的・信仰的な意味が込められています。
今日 3 月 3 日はひな祭り。竹筒の中に入った可愛らしいひな人形をお届けします。ひな祭りの歴史は古く、諸説ありますが、平安時代に上巳の節句として行われていた、紙で作ったひな人形を川に流す「流しびな」の行事が起源ともいわれています。室町時代になると、現在のひな人形の原型ともいえる「立雛」が登場し、江戸時代になるとひな人形は次第に豪華さを増していきました。現代のような様式となったのは明治以降になります。
ブルガリア最高峰のリラ山脈では、雪の下からクロッカスが咲き始め、春の訪れを告げます。今日の画像は、ブルガリア南西部のリラ国立公園に広がるクロッカスの花です。リラ国立公園は、1992 年に設立されたブルガリア国最大の保護区であり、名高い「リラの七湖」を含む氷河湖群を有しています。また、園内の一部はユネスコの生物圏保護区にも指定されています。
ここは、トルコ・カッパドキア地方の中心に位置するギョレメ国立公園。火山活動によって生まれた地形を風や水が何千年もかけて削った「妖精の煙突」と呼ばれる奇岩群で知られています。また、岩を掘って造られた住居や教会が点在します。そして教会内部には 11 世紀頃に完成したフレスコ画が多数残されており、「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」として世界遺産に登録されています。地質と文化、現代の暮らしが交差するカッパドキア観光の玄関口です。
今日の画像は、デンマーク南部の港町ヴァイレにある「ザ・ウェイブ」。波形が特徴的なこの建物は、9 階建ての集合住宅であり、各棟には 20 戸の住戸が設けられています。デンマークを代表する建築家、ヘニング・ラーセンが設計したもので、2018 年に完成しました。住宅として機能しながら、自然環境と調和する造形が高く評価され、現代デンマーク建築を代表するランドマークとなっています。
ここはドイツのハルツ国立公園にあるブロッケン山。標高 1,141m を誇り、太陽光を背にした登山者の影が霧や雲に映る「ブロッケン現象」で知られています。冷戦期には東ドイツとソ連の監視拠点として利用されていましたが、再統一後に一般開放されました。現在は、約 247km² に広がる森や湿原、清流などの貴重な自然環境が保護されています。また、歴史ある蒸気機関車が今も山腹を走り、国内外から多くの人々を魅了し続けています。
今日から米国の多くの地域で夏時間が始まります。時計を 1 時間進めることで日が暮れるまでの時間を増やす、というこの制度は、第一次世界大戦中の省エネルギー対策として導入されました。そして、今日の画像は、16 世紀に設置されたドイツ・ウルム市庁舎の天文時計です。法廷時刻ではなく、太陽や月の周期を計測して時を示すものであり、日の光が人の手による時刻表ではなく、天文学によって支配されていることを静かに物語っています。
米国では夏時間が始まった直後に「全国昼寝の日」が訪れます。時計が 1 時間進むことで睡眠不足になりやすく、乱れた体内リズムを整えるため短い休息をとることを促しています。画像はスコットランド沿岸で休むアザラシ。水中では浮上して呼吸するために浅く短く眠り、海岸では深く休息します。人も動物も、適切な休息が環境の変化に順応する助けとなります。
ここは、アイスランドのクヴェラヴェトリル地熱地帯。地中深くの熱が氷に覆われた大地と出会い、噴気孔から湯気が立ち上るという、まるで異なる惑星のような光景が広がります。特に、水中に浮遊するシリカなどのミネラル粒子が光を散乱させることでブルーに輝く温泉「ブラゥクヴェル」がひときわ目を引きます。かつては、高地を行き交う旅人の休息地として利用されていたもので、今もその独特で神秘的な姿を保ち続けています。
東日本大震災から今日で 15 年。画像は、2016 年に宮城県名取市で行われた追悼イベントにおいて、市役所の周りに飾られた犠牲者への追悼と復興を願う灯籠です。震災当時、名取市のおよそ 27% が津波によって浸水し、特に沿岸部に位置する閖上地区は壊滅的な被害を受けました。それから 15 年、地元の人々の努力によって、かわまちてらす閖上の建設をはじめ、復興へと歩み続けています。
3 月 1 日から 14 日まで、奈良県の東大寺二月堂では、修二会が行われています。修二会とは、毎年 2 月に仏教寺院で行われる法会であり、人々の幸福を願う行事として始まりました。また、今日 3 月 12 日の深夜には、二月堂前の若狭井という井戸から「お香水」を汲み上げ、観音さまにお供えする「お水取り」が行われます。この儀式があるため、東大寺二月堂の修二会は「お水取り」とも呼ばれています。
今日の画像は、フランス西部の海辺の町レ・サーブル=ドロンヌにあるノートルダム・ド・ボン=ポルト教会の天井です。1646 年に造られたもので、町が漁港として発展するにつれて、大洋横断を控えた船乗りたちが祈りを捧げるために立ち寄る場所となりました。ゴシック様式のアーチとルネサンス様式の細部が調和した建築が、建築と信仰、そして海とともに生きてきた人々の暮らしが深く結びついていた時代を現代に伝えています。
今日 3 月 14 日は円周率の日。円周率の「 3.14 」にちなんだ記念日です。また、天才物理学者アルベルト・アインシュタインの誕生日でもあるため、日本では、「数学の日」にも制定されています。そして今日の画像は、イギリス・コーンウォール地方にある円周率「 π 」を象ったような巨石、「ラニョン・クォイト」。新石器時代に作られたとされる古代遺跡で、文字による数学が生まれる以前から、古代の建築者たちが均衡や測定のために概念的に数学を活用していたことを示しています。
今日の画像は、ホエールウォッチングの名所として知られるカナダ・バンクーバー島にあるパシフィック・リム国立公園です。そして、島の西海岸に位置する町、ユークルエットでは、3 月 14 日から 21 日までパシフィック・リム・ホエール・フェスティバルが開催されます。カリフォルニアの繁殖地から北へ長い旅を続けるコククジラが、島の西海岸近くを通過する春の回遊を祝う催しです。期間中は、海洋教育や野生生物を敬意をもって観察することに重点が置かれます。
ここはスペイン・ムルシア地方にある小都市、シエサ。最大の特徴は、約 50km² を超えるスペイン最大級の桃畑で、春が訪れると、今日の画像のように一帯は色鮮やかな桃の花の海へと姿を変えます。また、同時期に「フルーツの花祭り」が開催され、ガイド付きツアーや川下り、写真コンテストなどさまざまなイベントが行われます。名高いシエサ産の桃は、ビロードのような肌と豊かな香りが特徴で、町の代表的な特産物です。
今日、3 月 17 日は聖パトリックの祝日。アイルランドにキリスト教を広めた聖人・聖パトリックの命日にあたります。そして、画像はアイルランド北西部に位置するドニゴール県の石造要塞「アイリーチのグリアナン」。その歴史は古く、鉄器時代に築かれたとされています。聖パトリックはアイルランドにおいて重要な聖人ですが、この要塞は、キリスト教が伝わるはるか以前の古いケルト文化の記憶を今に伝えています。
ここは米国オレゴン州ポートランドにあるトム・マッコール・ウォーターフロント・パーク。遊歩道や多くの噴水施設が整備され、市民に穏やかな憩いの場を提供しています。また、園内には、第二次世界大戦中に強制収容された日系米国人の歴史を記憶するため作られた記念広場があります。広場には日米友好の証として植えられた約 100 本の桜が立ち並び、春には満開を迎えます。
ハリモグラは、主にオーストラリア大陸に生息する単孔類の哺乳類です。背中を覆う硬いトゲと細長い吻が特徴で、粘着性の唾液で覆われた長い舌で主にアリを捕食し、危険を感じると丸くなって、全身のトゲを用いて身を守ります。また、哺乳類ながら卵を産み、孵化後は母乳で育てるという独特の生態をしています。
今日 3 月 20 日は春分の日。春のお彼岸の中日であり、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日でもあります。そして、画像は、ヨーロッパで春の訪れを告げる花として知られているスノードロップ。白色の花で、3 枚ずつの長い外花被と短い内花被をもつ六弁花です。夜になると花を閉じて温かさを保つという性質があり、春先の不安定な気候にも適応しています。
今日 3 月 21 日は、国連が定めた国際森林デー。地球の環境や生態系のバランスを支える森林の重要性について意識を高める記念日です。そして、画像は、ルーマニアにあるレテア森林。ヨーロッパ最大の三角州であるドナウ・デルタに位置する約 28km² の森林で、水流や風によって形づくられた海洋性の砂丘の上に広がっています。希少な野生馬やハヤブサなど、多様な動物たちが生息しており、1992 年にユネスコの生物圏保護区に指定されました。
今日 3 月 22 日は「世界水の日」。水資源の開発・保全などに関して啓発を行う日とされています。そして、画像は東アフリカのグレート・リフト・バレーに位置するタンガニーカ湖です。タンザニアやコンゴ共和国など 4 か国にまたがり、約 33,000km² の面積を誇ります。世界の非凍結淡水量のおよそ 16% を蓄え、飲料水や湖上交通などを通じて地域の生活を支えています。そして、シクリッドをはじめとする多様な淡水魚は、食料源や漁業による収入源として、湖畔で暮らす数百万人にとって欠かせない存在です。
今日 3 月 23 日は世界気象デー。1950 年に世界気象機関(WMO)が発足したことを記念する日です。そして、画像は北米ソノラ砂漠に生育するサボテン、「ベンケイチュウ」とその上空を走る稲妻を捉えたものです。ここは、ただ乾燥しているだけではなく、冬は穏やかな雨季、夏は画像のように急激な天候変化を起こすモンスーンを伴った激しい雨季があるという、非常に変化に富んだ気候が特徴です。
今日の画像は、中国・武漢にある東湖桜花園。武漢東湖磨山桜園とも呼ばれ、中国最大級の都市湖公園である東湖風景区の一角に位置しています。日中の友好を記念した桜を含め、園内には約 60 種・1 万本以上の桜が植えられている中国でも屈指の桜の名所です。日本庭園のデザインから着想を得ており、園内中央にある五重の楼閣が、やわらかな春色の景観の中でひときわ印象的な存在感を放ちます。
毎年 3 月の最終水曜日は「マナティー感謝の日」。マナティーは、海牛目に属する大型の哺乳類です。穏やかな水生動物として人気ですが、開発による生息地の破壊や水質汚染などにより生息環境が脅かされています。また、泳ぐ速度が遅いため船を避けることができず、衝突事故に遭うことが多いほか、乱獲などにより個体数が減少しています。「マナティー感謝の日」は、そんなマナティーについて意識し、保護などの啓発を行う日です。
ウエストコースト・トレイルは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー島西岸に位置する、全長約 75km に及ぶハイキングコースです。この地域の沿岸は、かつて「太平洋の墓場」と呼ばれるほど難破船事故が多発しており、トレイルは、事故発生時の救助活動に迅速に対応するため、1907 年に整備されました。現在では、世界中のハイカーが憧れる「聖地」の一つとなっています。そして画像は、このトレイルの途中に架かるローガン・クリーク吊り橋です。
今日 3 月 27 日は「さくらの日」。日本さくらの会が 1992 年に制定した桜の記念日で、七十二候の「桜始開」の頃にもあたり、暦の上では桜が咲き始める時期とされています。そして、画像の桜並木は、早咲きの桜として知られるカンヒザクラが咲く沖縄で撮影されました。沖縄では、本州とは逆に桜前線が北から南へと南下するのが特徴で、本島北部では、1 月から 2 月上旬にかけて見頃を迎えます。
アフリカスイギュウは、タンザニアのサバンナや湿地帯に生息しており、巨大な体と湾曲した角が特徴的な草食動物として知られています。そして、今日の画像はユネスコ世界遺産にも登録されているンゴロンゴロ保全地域で撮影されたアフリカスイギュウ。古代の火山活動によって形成された広大なンゴロンゴロ・クレーターで、彼らは大規模な群れをつくりながら暮らしています。
ペギーズ・コーブは、カナダ東部・ノバスコシア州の荒々しい海岸線に佇む小さな村です。そして、画像は村の象徴的な存在であるペギーズ・ポイント灯台。1868 年に建築された当初は、木造の小屋でしたが、1914 年に現在の姿に建て替えられ、海を見守り続けてきました。この灯台のほか、村にはカラフルな家々が並び、観光地としても知られています。アートギャラリーやクラフトショップが点在し、観光客は活気のあるローカルアートに触れることができるほか、近隣のレストランでは、名物のロブスターが味わえます。
アネハヅルは、ツル科の中で比較的小さな鳥です。カザフスタンやモンゴル、中国北部の温帯域で繁殖し、インドや北東アフリカ、中東などの温暖な地域へ渡って越冬します。ほっそりとした体つきと美しい羽色、息の合った精巧な求愛ダンスで知られており、草原や湿地など幅広い環境に適応して暮らしています。日本にも稀に迷鳥として渡来することがあり、江戸時代には将軍へ献上されたという記録と絵図が残されています。
ここはベトナム中部のフォンニャ・ケバン国立公園の奥深くに広がる洞窟、「天国の洞」です。全長は 30km を超え、アジア最長級の乾燥洞窟のひとつとして知られています。長い年月をかけて形成された高い天井や広大な洞室、複雑で美しい石灰岩の造形が続き、照明に照らされた石柱や鍾乳石が幻想的な景観を演出しています。公開されているのは全体のごく一部に過ぎませんが、洞窟の大半は手つかずのまま保護されています。
ここは米国カリフォルニア州のセントラル・バレー。現在は約 5 万 km² の面積を誇る世界有数の農業地帯ですが、かつては原生の野花に覆われた草原でした。今でも春になると、カリフォルニアポピーをはじめ、さまざまな野花が芽吹き、色とりどりの花が咲き乱れます。数週間だけ、現代の農地と、かつて野花に覆われていた草原の風景が重なって現れます。